皆さんこんにちは。

今回はあの名車「マルニ」の愛称で呼ばれた2002のエンジン調整を紹介します!

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車検のためご入庫頂いたのですが、排気ガスの濃度測定にて基準値オーバーでした。

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最近の車では排気ガス検査に通らないなんて事はほぼ皆無なのですが、「マルニ」クラスの旧車ですとそんな一般論は通用しません。

何しろ、この”マルニ”が生産されていたのは1966年~1977年なんですからね!!

この辺が旧車ならではのところで、整備するにも一筋縄では行かないんです。

旧車における排気ガス調整の難しい所は、”エンジンが調子良い=排気ガスが綺麗”という訳ではないところです。

そりゃそうですよね・・・今の排ガス規制は最近の車を基準に考えられたものですから、旧車に今の排ガス規制をクリアするための便利機能なんて付いてる訳がありません!!

ですから、この調整はバリバリなアナログ作業となります。

作業的には、CO/HCテスターという排気ガスの測定機器を使って排ガスを測定し、出てきた測定値とにらめっこしながらエンジンの燃料と点火時期を排ガス規制の基準値以下になるよう地道に調整していきます。

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今回は工場長が絶妙なセッティングを施し、バッチリ車検を通すことができました。(>ω<b{さすが工場長!}

「マルニ」を現役バリバリで維持されているオーナーさんは、本当にこの「マルニ」が好きなんでしょうね~。

簡単な紹介にはなってしまいましたが、滅多に無い珍しい作業でしたのでご紹介させて頂きました。

それでは皆さん、また次回お会いしましょう!!